個人賛助会員
                                    吉井 輝男

 個人賛助会員になって日の浅い自分ですが、今回の研修に参加させて頂き感謝感激の念、極めて強く是非とも所感を伝えたいと思います。
 今回の研修ではいろいろな驚きがありました。入間基地に入ったのは初めてのこと、隊員の礼儀正しさに清々しさを感じました。挙措動作に隙なく丁寧な対応は今の世の中ではなかなか無い事、これが航空自衛隊の規律の根源なのだと身が引き締まる思いでした。
 C−1輸送機の約3時間の飛行で那覇基地に到着、入間基地にコートを預けてきたのだが気温が期待に反し意外に低く、金子幹事の言う通り持参すれば良かったとまず反省した次第です。 那覇基地では幹部皆様の出迎えを受け、厚遇ぶりに驚きました。基地で頂いたステーキ弁当昼食は私達の為の特別料理でとても美味しかった。基地研修では基地の一番高い所に第二次大戦中の軍艦より持ってきた大砲が有り、錆びてはいるもののその立派な威容にびっくり、説明によると一発撃ったら何十発と撃ち返されて使え無くなったそうです。歴史を伝える貴重な場所として旅行社がこの砲台跡をツアーに入れさせて欲しいと申し込まれているとの説明もありました。
 那覇基地の研修後、バスで嘉手納基地を訪問、基地のゲートで厳しい検査が有ると思っていたら事前の調整よろしくスムーズに通過、さすがJAAGAだと思いました。これが嘉手納基地なのだと緑豊で広大な景観、整然と配置された建物に目を奪われているうちに司令部庁舎に到着、そこには司令官自らが出迎えてくれており、またまた驚きとともに感激しました。
 優しい笑顔が印象的、清廉な人に見えました。その後、日米安全保障などについて40分ほどのブリーフィングと質疑があり、会員が司令官にアメリカは日本から出て行くのですかと率直に質問、司令官はそんなことは絶対無いと断言されたのが印象深く残っています。
 一晩お世話になる米軍宿舎はキッチンまで設備された部屋、その広さと豪華さに驚くばかりでした。パーティ会場でアメリカン・スタイルの食事を頂き、沖縄の子供達の空手の演武を見学、嘉手納に関しては厳しい報道が多い中、足が地についた形で地元交流を実施している実態を垣間見ることが出来ました。 朝食は下士官食堂で摂りましたが、山盛りの料理の他、ゆで卵4個をぺろりと平らげる彼らの食欲にびっくり、彼らと喧嘩しちゃいけないなと感じたのは自分だけではないと思う。
 基地内見学では嘉手納基地に配備されている飛行機が整然と展示されていました。そこで司令官と一緒にF−15をバックに写真撮影、その後司令官自らがブリーファーとしてバスに乗り込み、F−15、レスキュ・ヘリコプタ、空中給油機の説明、はからずも眼前の滑走路からF−15戦闘機3機が将に離陸するところ、目の前を1番機、2番機が轟音と共に発進し、3番機は離陸直後に我々のためになんと翼を何度も振って歓迎の意を表してくれました。バスの中は拍手の渦、司令官のホスピタリティに感激、一生の思い出になると思います。
 このような素晴らしい、貴重な体験はJAAGA会員でなければ出来ないことであり、ブランド・ニュー個人賛助会員としての名誉と誇りを自覚しました。本事業を企画頂いたJAAGA役員の方々、幹事の方々、本当にありがとう御座いました。 以上

 


平成23年度JAAGA嘉手納研修所感