9月15日(水)、中司 崇団長以下15名の正会員が参加し、横田基地研修が実施された。研修は、代表による第5空軍副司令官アンジェラ少将への表敬(司令官不在のため)、5空軍ブリーフィング、基地外周バスツアー、昼食会、第374空輸航空団ブリーフィング、航空機見学(C−130、C−12、UH−1)の順に実施された。5空軍ブリーフィングでは、第5空軍の編成組織等のブリーフィングに加え、航空総隊司令部の横田基地移転にかかわる施設工事の状況についても説明があった。ほぼ完成している総隊司令部の庁舎は、第5空軍司令部庁舎と地下通路でつながっており、アンジェラ少将によると、地下エリアは、世界一級品のAOC(Air Operation Center)を予感させるに十分なスペースであるとのことであった。また、今回の横田基地の施設整備は、すでにある米空軍施設の移設と、府中から移転してくる部隊を受け入れるための新たに建設する施設整備を同時並行的に進捗させる必要があるため、苦心しており、三沢基地のように基地の中に基地を作るのではなく、『日米で共同で仕事が出来るように』を主眼に置き、「米軍将官官舎の近くに空自将官官舎を建てる」、「米軍隊舎の近くに空自隊舎を建てる」等の、いろいろな工夫をしているとのことであった。第374空輸航空団ブリーフィングでは、横田基地の歴史や名前の由来等の説明があった。 余談であるが、昼食の肉料理に掛かっていたワサビソースは、とても美味であった。  最後に、この場をお借りして、今回の研修受け入れにご尽力をいただいたアンジェラ少将を始め、米空軍横田基地の皆様に心から御礼を申し上げたい。(山本康正理事記)

 


平成22年度 正会員の横田基地研修