平成20年9月13日(土)、第18航空団司令ブレット T・ウィリアムズ准将夫妻招宴による米国空軍創立61周年記念祝賀のエア・フォース・ボールが、嘉手納基地の下士官クラブのボール・ルームにおいて、夕刻6時からカクテル・タイムで開始された。沖縄4軍調整官のジルマー米海兵隊中将、近隣自治体の首長、関係者等約20名が招待され、米軍人(多くは夫妻)及びシビリアンの計約700名が参加した。JAAGAから会長が米国出張のため、代理として田口沖縄支部会員が出席した。また、空自那覇基地からは渡邊南混団副司令、宮川第83航空隊司令が出席された。午後7時に出席者全員が着席し、祝賀晩餐会が始まった。米軍人に護衛された国旗の入場、横田基地所属の太平洋空軍軍楽隊員のアカペラによる両国国歌の独唱、戦場に倒れ参加できない兵士への黙祷、ケーキ・カット・セレモニー等が実施された。テーブルに着席しディナーを頂きながらの会話は弾み、大いに場が盛り上がった。ゲスト・スピーカとしてイラク戦争に3度参戦し最後の3度目に不幸にも片腕と両目を失ったクリストファー・M・スレードン元2等軍曹(奥様帯同)が戦争体験や受傷時の状況、その後の生活について話をされ、多くの人に感動を与えると共に涙を誘った。スピーチが終わり出席者全員のスタンディング・オベーションで拍手が鳴りやまず祝賀会は最高潮に達した。ウィリアムズ准将の挨拶の後、米軍人全員によるエア・フォース・ソングの斉唱をもって米国空軍創立を記念するエア・フォース・ボールは終了した。(沖縄:田口会員記)

 
 

'08 エア・フォース・ボール(嘉手納基地)