平成19年9月4日(火)、昨年度に引き続き2回目となるJAAGA賛助会員の米軍横田基地研修が実施された。田中穣研修団長(法人)、 小笠原義通副団長(個人)以下、法人賛助会員19名、個人賛助会員11名が参加し、本協会から新井・榎・北村・阪東・堀・源の各常務理事が支援した。
 午前9時半にJR福生駅に集合し、迎えの米軍バスに搭乗し、ゲートでIDチェックを受けた後、横田基地に入った。10時から第374輸送航空団司令部において、横田基地の概要についてのブリーフィングを受けた。広報部長ワット大尉の歓迎挨拶に続き、広報部の阿部氏から基地の歴史、第374輸送航空団の現状等についての説明があった。 旧陸軍多摩飛行場から米軍横田飛行場までの沿革、基地名の由来、基地の規模、基地周辺の状況、そして第374輸送航空団の組織、平時・有事の任務、保有航空機、さらには人道支援、合同演習、防災訓練等について詳しく説明された。日米の文化の違いについての体験談でブリーフィングは締め括られた。賛助会員はこれらの説明を大変興味深く聴いており、日米安全保障体制及び横田基地の任務の重要性を再認識されたようだ。 その後、ランプ地区に移動し、駐機中のC-130型機を見学した。経験豊富な搭乗員による機内の詳細な説明に賛助会員は質問を交えながら興味深く聞いていた。パラシュートを担いだり、コックピットを覘くなど貴重な体験となったようだ。 12時過ぎから将校クラブでの昼食会に参加した。初めに、横田基地司令(第374空輸航空団司令)ジョンF .ニューエル三世大佐から「皆様が横田基地の見学をして頂いたことを大変うれしく思っています。JAAGAの支援のことを学び、日本における米軍の駐留に対して理解を促進して頂いていることに感謝申し上げます。日米同盟が相互理解に大きく寄与しています。そしてそれが西太平洋地域における平和と安定の鍵であることを理解しています。皆様一人一人が横田基地の基本的使命を学びその役割を理解して頂くことを願っています。このランチに招待して頂き感謝しています。強固な関係を築ければと願っています。この後の見学も楽しんでください。」と歓迎の挨拶があった。そして、堀理事が本研修に対するお礼の挨拶を述べ、続いて田中研修団長が謝辞を述べるとともに、乾杯の発声を行い食事、歓談が始まった。各テーブルでは米軍人を囲み、質疑応答をしたり、自己紹介したりして日米友好親善の1時間が瞬く間に過ぎた。なお、席上、JAAGAからの記念の品が米軍側に手渡された。 食事後は、AFN(American Forces Network)の放送現場を見学した。テレビのニュース・キャスタ席に座ってみたり、ラジオのオン・エアのスタジオを訪問したり貴重な体験をすることが出来た。その後、第730航空機動中隊を訪問した。中隊長のマークA.ベイカー大佐の歓迎の挨拶を受けた後、ターミナル内の待合室、荷物検査所、貨物の出入倉庫、カーゴ・ローダー等を見学した。続いて、バスに乗車しての基地内ツアーが行われ、広報担当者から主要施設等の説明を受けた。そのままバスはJR福生駅まで向かい、全ての研修は終了した。15時半過ぎに解散となった。
 10時から15時半までのタイトなスケジュールであったが、殆んどの人が近くに居ながら今まで訪問できなかった横田基地を研修することが出来、また米軍人の生の声を聞き、日米関係、あるいは、横田基地の任務の重要性を研修者が肌身で感じ取れたことは賛助会員にとって極めて有意義であった。秋山氏大石氏木村氏の所感文を掲載します。  (源理事記)


 

平成19年度、賛助会員が横田基地を研修