平成17年3月2日・3日の両日、当協会主催によるJAAGA賛助会員による在沖縄の日米の基地研修が催行された。 参加者はナブテスコ(株)五島徹夫氏を団長とする法人賛助会員14名、個人賛助会員8名の計22名で、当協会から常務理事岩崎克彦氏以下5名が研修に同行した。参加者は3月2日朝定刻、入間基地のベース・オペレーションに集合した。参加者の自己紹介、全般説明・C-1型機搭乗前ブリーフィング等を受け、定刻09:00に入間基地を離陸した。3時間の飛行後、那覇基地へ着陸。代表者の南混団副司令挨拶に続き、一行は基地食堂で昼食をとり、第302飛行隊のF-4EJ改型機を研修した。その後、バスで嘉手納基地に移動。同基地のVOQ(外来宿舎)でチェック・イン後、代表者は第18航空団司令に表敬訪問した。研修団一行はブリーフィング・ルームで嘉手納基地の概況の説明を受けた。その後、F-15展示機の前で記念撮影
をし、同基地将校クラブに移動した。同クラブでJAAGA主催の夕食懇親会を開催した。この会には米空軍から航空団司令以下の主要幹部、航空自衛隊からも南混団副司令・83空司令・当協会沖縄支部長が参加され、会の途中では地元日本人学生達による「空手模範演技」も加わり、和やかな懇談で親善の輪が拡がった。翌3日、米空軍下士官食堂でバッフェ・スタイルの朝食を終え、米軍バスで基地内主要施設巡りを実施した。その後、基地を1周する経路の中では、第909空中給油中隊でKC-135型機を見学した。また、第18飛行群本部でAWACS機及びF-15型機に関するミッション・ブリーフィングを受け、第44戦闘飛行隊においてはオペレーション・ルーム、救命装具室を見学し、列線格納庫(Flow
Through)でF-15C型機の実機研修を実施した。また、那覇空港の滑走路工事にともない嘉手納基地に展開中の航空自衛隊第302飛行隊のアラート待機とデモ・スクランブルを見学して全研修予定を終了した。本研修間、第18航空団司令ジャンマーク・ジュアス准将は一行が嘉手納基地到着から離隊するまでの全ての研修に同行され、要所要所では自らも説明をされ、研修団一同はその熱心さと暖かい接遇に大いに感激しました。タイトなスケジュールでしたが、最後には予定になかった基地ゴルフ・クラブでの記念品購入等の機会を作って頂いた。那覇基地からの復路は追い風に乗り、2時間15分の飛行の後、無事入間基地に着陸した。参加者一同は日米航空団等の活動状況の実態を実地に見聞し、深い感銘を受けられた様子だった。大変有意義な研修でした。 (村田理事記)